導入事例
Gurobi + 国立大学法人 東京海洋大学 海洋学部 流通情報工学科 久保研究室
*本ページに記載しておりますAIMMS(開発ツール)は、現在弊社では取り扱いを行なっておりません
東京海洋大学 海洋学部 流通情報工学科 久保研究室では、ロジスティックスにおける最適化の一元的な教育および研究を行っています。特に多くの数理処理を行うにあたり最適化技術は、とても重要な位置づけとなります。
ロジスティックス分野における最適化技術は、最適な物流拠点の計算、最適な物流計算などに幅広く応用ができます。2011年3月に発生した東日本大震災では、多くの道路、鉄道そして工場が被災され、日本そして世界の経済に大きな影響を与え、将来の物流を含むサプライ チェーン マネジメントの再構築に大きな課題を残しました。久保研究室では、将来を見据えた人道支援物流システムの研究など、災害に強いサプライ チェーン マネジメントの教育および研究も行っています。

AIMMS による研究用操作画面
こうした分野で最適化技術を利用するには、まず事象のモデリングを行い、数式で表現する必要があります。そして、その数式を解かせるためのプログラミングを行い、線形計画法(LP)や混合整数線形計画法(MILP)ソルバーに読ませる必要があります。しかし、こうしたプログラミングが初めての学生にとっては、このようなプログラミングを行い、ソルバーを自由に操作するのは容易な事ではありませんでした。
久保研究室では、こうした問題を解決し効率的な教育および研究を行うため、モデルのプログラミングを行わなくてもよい最適化モデリングツール、AIMMSを採用し、最適化ソルバー、Gurobi Optimizerと組み合わせて、2010年11月より教育および研究用として使用を開始しました。

久保先生と研究室の皆さま

AIMMS を用いた人道支援物流システム
AIMMSの持つ強力なモデル ビルダーやデバック ツールそして計算結果をビジュアルに表示するグラフィカル ユーザ インタフェース(GUI)機能が、教育および研究に要する時間を大幅に削減することができるようになりました。これまで苦労していたプログラミングを行わなくてよい事から、プログラミングが不得意な学生も彼らの研究の中で最適化技術を楽に活用できるようになりました。
久保研究室では、2011年3月卒業の学生も含め20名以上の学部生、修士生がAIMMSを用いて、物流の他、様々な最適化問題に取り組んでいます。
AIMMS 採用にあたって

東京海洋大学 海洋学部流通情報工学科
教授 博士(工学) 久保 幹雄氏
AIMMSは、以前から注目している最適化モデリングツールでした。株式会社オクトーバー・スカイ(現 株式会社Gurobi Japan)が国内総販売代理店になったのを機に、私の研究室で導入を始めました。以前は、プログラミング言語でモデリングを行ったり、別のモデリング言語を使用したりしていましたが、プログラミングに弱い学生には若干敷居が高かったようでした。
AIMMSを研究室で採用してから、まだ最適化やプログラミングに慣れていない学部生も楽にモデルを組む事ができるようになりました。またAIMMSには多くの例題が用意されていますので、最初はそれら例題を真似しながらモデルを行い、自然に自分のモデルが組めるようになってきました。AIMMSの採用で、学生の研究効率が上がるだけでなく、彼らが楽しく学習することができるようになりました。今後は多くの日本の教育・研究機関においても、AIMMSの採用が進む事になるでしょう。